子供はゲームばっかり…もっと家族で過ごす時間を大切にしたいなぁ…。
子供が小さすぎて、どうやって一緒に遊んだらいいか…。
子供と一緒に遊びながら脳トレができたらいいなぁ…。
ボードゲームなら、家族みんなで楽しく遊びながら、自然に理系脳が身につくよ!
「対象年齢」や「細かいルール」は気にしないで、3歳の子供と一緒でも家族みんなで楽しめるルールを紹介するよ!!
- スマホの対戦型ゲームと比較すると、ボードゲームで遊んでいる最中の方が脳の前頭葉の働きが活性化する(古賀良彦:杏林大学名誉教授・医学博士)マテル・インターナショナル調べ
- 家族とのコミュニケーションが多い子供ほど、「目標意識」や「探究心」が高く、学力が高い(川島隆太:東北大学 加齢医学研究所所長)
- 3歳の娘と一緒に遊ぶためにオリジナルで考えたルールで遊んだら、対象年齢にとらわれずに大人も子供も本気で楽しめて、子供の方から「一緒にやろう」って頼んでくるようになった。
「対象年齢」や「細かいルール」は気にしない
ボードゲームに限らず、子供たちが「対象年齢」にピッタリあてはまったことは、1度もありません。
うちの子にはまだ早いかも…というのは間違いなんです。
子供たちがおもちゃで遊ぶ様子を見ていると、年齢によって遊び方が変わるんですよ。
ゲームで遊ぶのも、同じように年齢に合わせて柔軟にルールを変えていいんじゃないかなって、ボクは思うんです。
うちの場合、説明書のルールに縛られていたら妹が1人で置き去りにされちゃうので、妹にハンデをつけて参加させることがほとんど。
例えば、トランプで神経衰弱をやるときも、
妹は「4枚めくってOK」とか、「1ペアで10点」とか、なんとかして妹でも勝てるルールを考えて参加してもらう。
この「妹向けのルールを考える」ということをお姉ちゃんと一緒にやることで、お姉ちゃんにとっては物事を柔軟に考える練習になっているようです。
あと、ルールを調整することで、大人が全力でやっても子供が勝つことができます。
大人が手加減して勝たせるのではなく、全力の大人に勝つ方が、子供だって楽しいですよ。
でも、ゲームにはルールが決まってるんだから、勝手にルールを変えるなんてダメだよ!!
勝手にルールを変えるなんて…と思ったあなた、心配ありません。
ボードゲームは「遊び」ですから、ルールに縛られて楽しめない方が良くありません。
大切なのは、大人から子供まで全員が全力で戦える、ゲームバランスの調整です。そのためには参加者に合わせたオリジナルのルール設定が不可欠です。
子供にとって、大人と一緒に楽しめるって間違いなく嬉しいことなので、子供の方から「やろうやろう」と誘ってくるようになりますよ。
大切なことなので、もう一度言います。
商品に書いてある「対象年齢」や「細かいルール」は気にせず、家族みんなが楽しめるルールで自由に遊びましょう。
ここからは、おすすめのゲームと一緒に、ボクが3歳の娘と遊ぶために考えたオリジナルのルールも合わせて紹介するので、参考にしてみてください。
ボードゲーム
ドブル
50種類以上の絵柄のうち8種類が描かれた55枚のカードで遊びます。
全てのカードには他のカードとたった1つだけ共通する絵柄が描かれており、それを探して「たくさん取る」もしくは「手持ちを早くなくす」ことがゲームの目的です。
若干ルールがシンプルな「ドブルキッズ」なら、幼稚園生だけで遊べます。
3歳で「ドブルキッズ」を遊びはじめ、小学生になった今でも「ドブル」と合わせて繰り返し遊んでいる、我が家の超絶ヒットアイテム。
- 手持ちのカードを減らしていく場合、参加者のレベルに応じて枚数を調整。
幼稚園生の妹は2枚、小学生の姉は6枚、ママは10枚、残り全部をパパ、など。 - 1回戦として、全部のカードを積み上げたタワーから「取り合う」ゲームをした後に、2回戦として1回戦でゲットした手持ちの枚数を「減らしていく」ゲームをやる。
こうすると、1回戦で強かったぶんだけ2回戦で不利になるので、ハンデを調整することなく2回戦が接戦になります。
プレイ人数:2~5人用
プレイ時間:10分
対象年齢:4歳以上
キャプテン・リノ
カードゲームなのに、カードを高く積み上げていくという斬新なゲーム。
シンプルなルールなのに、そこに「リノ」という小さなサイの人形が加わることで、超絶難しいバランスゲームに大変身。
4歳からは、ブロックを積み上げるかのように、もくもくと集中して取り組んでましたよ。
これやってたら手先が器用になるだろうな…。
- 壁は大人が作り、3歳児は床カードをのせるだけ。
カードを斜めに置くせいで、バランスを保つのが難しくなり、ハラハラ感が爆上がり。 - リノを使わずに、ただただ高く積み上げる。
4歳児はブロックを積み上げるかのように、もくもくと集中して取り組んでました。 - 大人はリノカードだけを使用する。
ビルが最も崩れやすいのは、リノを移動して重心が変化したとき。ビルが高くなるほど、大人がどんどん不利になる。
プレイ人数:2~5人用
プレイ時間:10~15分
対象年齢:5歳以上
ブロックス
今見たら、いつの間にかAmazonベストセラー1位になってた!
いつの間にそんなに有名になったのか…ちょっと感慨深い。
どうやら、冒頭のおすすめ根拠で上げた1つ、
スマホの対戦型ゲームと比較すると、ボードゲームで遊んでいる最中の方が脳の前頭葉の働きが活性化する(古賀良彦:杏林大学名誉教授・医学博士)マテル・インターナショナル調べ
この調査で使用したのがブロックスだったこともあり、一気に人気がでたらしい。
なるほど、それなら納得ですね。
とはいえ、難しい脳トレではなく、単純にゲームとしての楽しさが1番の人気の理由かな。
ブロックスは、テトリスのような様々な形のブロックを、プレーヤーごとに順番に盤上に置いていくゲームです。ブロックの角を合わせるようにして繋げて置き、置けずに手元に残ったブロックの数で勝敗を競います。
シンプルなルールだけど、どの場面でどのブロックを使うか、大きく広げるか小さくまとまるか、責めるか守るか、戦略要素が大きいゲームです。
うちに友達家族が泊まりに来た時に、あまりにハマってその場でAmazonポチってたってくらい、大人がハマるゲームです。
さすがに幼稚園生は完全にルール通りにはできません。それを逆手にとって…
- 妹は好きなところに置いていい。
妹の動きが全く予想できないので、妹のルール無用の1手で戦略が根底から崩されます。それにより大逆転劇が繰り広げられるのが楽しい。 - 妹の番になったら、妹の指名した人が好きなところに妹のブロックを置ける。
妹のブロックが味方になったり敵になったりする緊張感もあるが、「お願い、パパ(ママ)(私)を指名して!」とみんなから頼られることで妹の満足感も満たす、我ながら良いルール。
ナインタイル
両面に絵柄がかかれた9枚のブロックを、指定された並び通りに並べ替えるスピードを競うゲーム。
3歳では難しかったけど、4歳になったら時間をかければ出来るようになりました。
現在小学2年生の長女に、ぽっぽは太刀打ちできませんでした。
あまりの悔しさに夜な夜な特訓してなんとかコツをつかみ、勝てるようになったおかげでパパの威厳を維持していますが…接戦です。
スタートの時間を調整します。妹が始めて30秒したら残りの人がスタート、など。
小学生にはハンデはいらないかも、です。
ケミストリークエスト
マンガ「Dr.STONE」をみて子供の科学への興味がいっきに開花。
そんな子供たちに、科学の理解を深める手段としてこのゲームを購入したところ、狙い通りの大ヒット。
遊びながら原子や分子について学べるカードゲームって、どういうこと?って思ったけど、「仲間を集めて強いチームを作って敵に勝つ」というシンプルなルール。これは…少年漫画とかRPGの王道じゃん!!楽しいに決まってる!!
元素カードで作れる分子の一覧が描かれた、わかりやすい一覧表が入っているので、それを見ながら分子の組み合わせも考えられるようになりました。
幼稚園児が「ヒドラジン、ゲットー!」とか、ポケモン捕まえたみたいに叫んでいるのを見ると、ゾクゾクします。
これ考えたひと天才だなーと思ったら、なんと小学生が考えたゲームだったとは。
- 神経衰弱のように元素カードを一面に並べて、6枚のカードをめくり、分子の組み合わせが出来たカードをゲット。出来るだけ多くの枚数をゲットできる組み合わせを考える。正しいルールにある色分けは使用していません。
- 4枚めくって組み合わせを考えることから始め、慣れてきたら6枚めくるように。
- 3歳のころは、妹はめくるだけの係として参加。親が組み合わせを考えてました。4~5歳になったころから、表を見て自分で組み合わせを考えられるように。
きらめく財宝 FUNKELSCHATZ
お姉ちゃんの誕生日におねだりされて買ったゲーム。
キラキラした宝石を集めるゲームで、買ってすぐに女の子2人がどハマり。
わりと運の要素が強くて、ゲームバランスを調整しなくても大人から幼稚園児まで対等に勝負することが出来ます。
…が、なぜか、攻略法があるらしく、お姉ちゃんが無双しまくる。
ボクにはまだ、その攻略法がわからないんだけど…妹、ママもなにやら工夫を始めまして…マジでボクだけ連敗中だから助けてほしい。
特にハンデは必要なし。
子供にとことん勝たせる。
負けたらちゃんと悔しがる。
「もう1回やらせて」と、負けても繰り返し挑戦する姿勢を見せる。
(子供が負けたときに「もういい」って投げ出さないように、親が見本を示す。)
ボクが勝てるまでやる。
(ただの負けず嫌いです。)
モンキー飛ばしゲーム MonkyFlip
トイザらスで買ったお気に入りは残念ながら廃盤になっていましたが、バージョンアップして我が家にあるものよりも飛ばしやすくなっているみたいです。
たしかにボクが買ったやつは、大人でもなかなか狙い通りに飛ばなくて、だからこそ本気で遊べる楽しさがあったけど…あまりにうまくいかなくて子供がイヤになっちゃうこともあったので、よい改良かと思います。
加えた力に応じてより高く、より遠くに物を飛ばす体験は、物理の勉強で絶対に必要な感覚です。
物理って、学校では紙の上の計算式だけど、もともとは大砲とか測量とか、現実での何かの目的のために発展してきた学問だから、狙った場所に飛ばしたり、距離や高さを目測で測ったりっていう経験がないと、感覚的にムリ―ってなっちゃったりする。
そうならないように、ゲームで感覚をそだてよう。
うちのやつは本当に飛ばないので、とりあえず飛んだだけでほめる。
ちゃんと木に引っかかったら、ここぞとばかりに称賛する。
「どうやったの?」と子供に教えを乞う。
子供が誇らしそうに「ここをこうしたらね!」と言うのを「うんうん」「へー」と聞く。
自分も出来たら「教えてもらったからできたよ!ありがとう!」と更に称賛する。
人に教えるのが好きになり、子供同士で教えあって遊んでくれるようになる。
結果、親がラク。
UNO
トランプとUNO、これは世界中どこにいっても友達と一緒に遊べるゲームです。
最近は「名探偵コナン」「ワンピース」「魔女の宅急便」「ミニオンズ」などの、子供の好きなキャラクターものが増えているので、子供の興味を引きやすいのも嬉しいですね。
そして最近、UNOってプログラミングの勉強になるな、と感じるのですが、考え過ぎですかね?
決められたコード(カードの指示)に従って動き、目的を達成するのって、プログラミングの要素があるなーと。
かといって「UNOさえやっていればプログラミングが出来ますよ!」なんてことはありませんが、遊びながら勉強になる、いいゲームです。
特に工夫しなくても遊べますが…色々な地方ルールがあるので、「あくまでも我が家のルール」ということを説明しておく。
※お姉ちゃんが幼稚園から小学校に進学したら、すでにルールが違ったらしい。
オセロ(無料アプリ)
オセロはとにかくルールがシンプルで、大人でも子供に負けるのがいい。
幼稚園の頃は、置ける場所を示してくれる無料のアプリを使っていました。
最初は適当にタッチしているだけだったけど、やっているうちに自然とルールを覚えます。
小学生になったら自分でめくったりできるようになったので、大きな本物を買ったけど、それまではアプリで十分では。
外出先での時間つぶしは無理せずアプリの世話になる。
電車の中とかレストランの商品が届くまで、なんてときによくやってました。
Youtubeと違って音も出ないし、子供と話しながら遊べるので、ボクは「勉強してる」と思って自由に遊ばせていましたよ。
そのほかのおすすめアプリをまとめた記事もあるので、よろしければそちらもご覧ください。
おまけ:LaQ
ボードゲームというか、ブロックの類に入るけど、これ、めっちゃおすすめなんです。
ブロックはいっぱいあるんですよ。
それなのに欲しいって言われて、迷うじゃないですか、あれあるじゃんって。
でも、あまりに熱心にお願いされて(お願いが本当に上手になりまして…)それを見ていたじじばばが誕生日に買ってくれたんですよ。
そうしたらですね、すごいハマりようで。
もう別のブロックは遊ばないのかなぁと思っていたら、それぞれで違うものを作って遊んだりするわけですよ。
あれはこのブロックで作ろう、あれはここがこうだからあっちのブロックで作ろう、なんて言いながら好きなものを作って、おままごととか、車を走らせたりとかして遊んでいます。
子供の世界は本当にボーダレスで、先入観のない自由な発想力で、ルールに縛られずに楽しい世界観を作っていく。
子供から学ぶことばかりですね。
まとめ
ボク自身が楽しんでいるのが伝わりましたでしょうか?
ゲームを選ぶ時には、ゲームがどんなものかよりも、どんなゲームならあなたが楽しめるか、の方が重要です。
家族みんなで楽しく遊んだ記憶って、いつまでも残っていますよね。
子供は遊びから多くのことを学んでいます。楽しく遊ぶついでに理系脳が育つなら、子供が好きなだけ遊ばせてあげるのも悪くないのでは?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!