「ドブル」と「ドブルキッズ」のどちらを買おうか…。
ドブルは対象年齢が6歳以上になってるから、幼稚園生にはまだ早いかな…。
家族みんなで楽しめるゲームないかなぁ…。
幼稚園生だけでやるなら「ドブルキッズ」の方が楽しめるかな。
親と一緒に遊ぶなら「ドブル」でも問題ないよ。
ぽっぽが子供たちと遊ぶ時の工夫を紹介するから、どちらを買っても家族みんなで遊べるよ!!
- 日本経済新聞「NIKKEIプラス1」の「世界のボードゲーム」ランキングにて、“こども”カテゴリーで1位を獲得(日本経済新聞 2012年11月24日付)
- 友人との遊びや食事会に持参すると、初めての子供がいても1分くらいの説明でルールを理解して遊びだす。
- 3歳で「ドブルキッズ」を始めた後に「ドブル」で遊びはじめた我が家では、この2つを組み合わせたオリジナルのルールで遊び続けているから、成長しても「ドブルキッズ」が無駄にならないよ。
ドブルを選んだ理由
雨の日の子供との室内遊びが少ないことや、Youtobeばかり見ている子供たちに困っていたボクを救ってくれた、「ドブルキッズ」。
子供たちがハマりにハマってくれて、雨の日に限らず、平日の寝る前、キャンプでのテントの中、友達とのパーティーなど、どこに行くにも持ち歩け、誰とやっても楽しめることがわかった。
こうなってくると、子供用の「ドブルキッズ」じゃなくて、本家「ドブル」が気になってくる。
商品名 | DOBBLE (ドブル) | DOBBLE KIDS (ドブルキッズ) |
時間 | 15分~ | 10分~ |
参加人数 | 2人~8人 | 2人~5人 |
対象年齢 | 6歳以上 | 4歳以上 |
カード | 55枚 | 30枚 |
カードに描かれた 絵柄 | 8種類 (50種類以上の中から) | 6種類 (30種類以上の中から) |
ルールはキッズ版と変わらないし、絵柄と枚数が増えただけのようだし、これなら「ドブル」を買っても楽しめるのでは?
でも…対象年齢が6歳以上か…子供たちにはまだ早いんじゃないか…
なんて悩みが脳裏に浮かびながらも…Amazonでポチった。
ドブルの第一印象
「ドブルキッズ」と同じ、缶のケースだ!!やったーーー!!
紙や箱と違って破れたり潰れたりしないから、持ち歩きしやすくて本当に嬉しいよ。
1年間、どこに行くにもリュックに入れて持ち歩いていたドブルキッズを今でもキレイに遊べてるのは、やっぱりこの缶のケースのおかげだよね。
そういえば、1年間持ち歩いていた娘からは、「リュックの中でフタが開いてカードがバラバラになっちゃった」なんてことも、「フタが硬くて開けられない」なんてことも、どちらも聞いたことが無い。
この缶ケース、あなどれないな。
みんなで遊ぶと楽しいゲームだから、「持ち運びしやすい」って大切なポイントだよね。
説明書の最初には、このように書かれています。
ドブルとは、50種類以上のマークのうちの8つが描かれた55枚のカードで遊ぶゲームです。全てのカードは他のカードとたった1つだけ共通するマークが描かれており、それを探すことが目的になります。
ドブル説明書
基本ルールは「ドブルキッズ」と一緒ですね。
「ドブルキッズ」が動物だけだったのに対して、「ドブル」には何と呼んだらいいか悩むようなマークも含まれています。
1枚のカードに描かれた絵柄が、6種類から8種類に増えています。
ぱっと見の違いは、それくらいですかね。
さっそく「ドブル」をやってみましょう。
カードを表向きに2枚並べて、その2枚のカードに描かれたマークを見比べると…
ありました!!この2枚だと、「雪の結晶」だけが両方のカードに描いてあります。
試しに、先ほどの右側のカードだけを違うカードに交換してみると…
この2枚のカードだと…
あった!!
…え!…でも、これってなんて呼べば…。
そうです!このなんと呼んだらいいかわからないマークを、適当な名前を付けて叫ぶのも、「ドブルキッズ」にはなかった「ドブル」の楽しいポイントなんです!!
ボクはこのマークを
「手、目!!」
と言ってとって、家族に笑われました(笑)
正式名称は「ドブル君」と呼ぶらしいのですが、いいんです。
ボクは今でも「手、目!!」と叫んでいるし、娘もつられて「て、め!!」と叫んで恥ずかしそうにカードを取ります。
こういう不思議なマークのお陰で、参加者によって変わる呼び名を楽しみながら、ゲームを進めていくことができます。
カードの種類
適当にカードを並べてみました。
ネコ、イルカ、カメなど、ドブルキッズにも含まれていた動物のマークもありますが、爆弾、チーズ、ストップマーク、カミナリ、ハサミ…など、色々な種類のマークが描かれています。
中には、チェスのコマ(ナイト)、カマクラ、ト音記号、イカリのように、幼稚園生はまだ知らないような難しいマークや、ドブル君、陰陽、オレンジの人、緑のインクなど、何と呼んだらいいかわからないマークも含まれています。
発想力や表現力も必要になる点が楽しいのですが…これを幼稚園生が楽しめるか、ここがポイントになってきます。
ドブルを幼稚園生とやってみた感想
ルール
カードを使った遊び方として、説明書には5つのゲームルールがかかれています。
「タワーリングインフェルノ(運命の塔)」と「井戸掘り」はドブルキッズの時に紹介したので、今回は、カードを相手に押し付けていくミニゲーム「毒された贈り物」を紹介。
カードをよく混ぜて、全員に1枚ずつカードを裏向きに配り、残りのすべてのカードをテーブル中央に表向きにしておく。
合図とともに自分の手札を表にします。
ほかのプレイヤーのカードと山札のカードとで同じマークをみつけたら、マークの名前を叫び、山札のカードを相手の手札カードの上に重ねます。
新しく山札に出てきたカードでゲームを続け、山札がすべてなくなったらゲーム終了。
自分の手札のカードが1番少なかったプレイヤーが勝ちです。
良いところ
- 同じ絵を見つけるだけなので、描かれているマークの名前を呼べれば、幼稚園生でもゲームに参加できる。
- 絵柄の名前をしらなくても、自分のオリジナルの名前で呼んでOKだし、その方が参加者も楽しい。
- ゲームを通して知っている言葉の種類を増やせる。
悪いところ
- 同じ枚数を配ると、ドブルキッズ以上に大人が圧倒的に有利になります。
- 幼稚園生だと人によって呼び名が違うのを理解できず、他の子が叫んだときに「違うよ、これはね…」と口をはさみ、途中でイヤになっちゃう子がいた。
- 自由に名前をつけていいよ、ということが理解できず、「なんて呼ぶかわかんない」と、途中でイヤになっちゃう子がいた。
解決方法
大人と子供がペアになって「毒された贈り物」チーム戦
4人家族なら、パパと妹、ママとお姉ちゃんなど、大人と子供がペアになってチームを作ります。
ハートや目など、子供だけが置けるマークを決めておき、それらは大人は置けないことにする。
こうすると、子供は1~2つのマークに集中できるから、それが出たらすぐにカードを取れるし、大人がみつけたときに「〇〇ちゃんお願い!!ありがとう!!」と、大人に頼られる喜びを子供が味わえるので、子供が飽きることなく何度も続けられる。
負けた時に「パパのせいで負けちゃったね」などと声をかけ、子供に責任を負わせないようにすると、子供の方から「パパ、もう1回やろう!次は勝とう!」と、繰り返し誘ってくるようになる。
大人は固有名詞を使わない。
ハート→「赤くて上がお尻みたいで下がとんがってるやつ」みたいに、とになく固有名詞をつかなわいでマークを表現する。
これ、メチャムズイ。けどメチャ楽しい。
自分の表現力が試されます。
固有名詞を知らない子供の苦労を身にしみて感じて、ゲーム中に子供に優しくできるようになります。
2枚のカードでペアを探すことから始める
まだルールがわからなかったり、絵柄の名前を呼べずに遊べない子がいたら、まずは2枚のカードのペアを探すことから始めましょう。
絵柄の名前がわからなければ、指差して「これ」でも十分楽しめます。
そのときに、「○〇だね」と名前を教えてあげると、徐々に知っている言葉の数を増やすことが出来ます。
仲間集めは、数学で学ぶ「集合」という考え方の基礎になります。
ドブルをやると、算数の基礎力向上につながってるんですね。
感想
これは楽しい。
変なマークを「なんて呼ぶか」という楽しみが加わったことで、参加するメンバーの違いによる楽しみが加わったから、「ドブルキッズ」以上に大人が楽しめる。
そして、いろいろな人とやってみたくなる。
今まで「ドブルキッズ」で楽しんできたけど、これからはうちでは「ドブル」が活躍してくれそう。
幼稚園生だけで遊ぶには、ルールがよりシンプルな「ドブルキッズ」がおすすめだけど、大人と一緒に遊ぶなら「ドブル」でも問題ないかな。
大人が夢中になっていると、子供も自然と夢中になるものです。
そんな夢中な大人に勝ったときの、子供たちの嬉しそうな、誇らしそうな、そんな最高の笑顔がみられます。
ドブルで、集中力、観察力、反射神経など、多様な能力の育成にもつながります。
楽しみながら理系脳を育てられる、本当にいいゲームと巡り合えて、良かったです。
ドブル仲間
DOBBLE KIDS(ドブル・キッズ)
ドブルのキッズ版。30種類以上の絵柄のうち、6種類が描かれたカード、30枚で遊びます。ルールはドブルと一緒ですが、絵柄が動物だけなのと、絵自体も大きくてペアが見つけやすいため、幼稚園生だけでも問題なく楽しめます。
DOBBLE ドラえもん
絵柄がドラえもん。キャラクターや秘密道具など、子供たちになじみのある絵柄で、ドブルキッズよりも更に親しみやすいデザインです。
DOBBLE STARWARS
完全に大人向け。これを持ってたら、かなりのマニア。
まとめ
ドブルなら、ルールを工夫することで、3歳から大人まで、手加減することなく、家族みんなで楽しめます。
遊びながら、集中力・観察力・反射神経など、多様な能力も育成出来て、いや~本当にいいゲームと出会えて、ボクは嬉しいです。
最後までお読みくださいまして、誠にありがとうございました。